今回は「見た目って、思いのほか重要です。」ということを書きました。
「人は見た目が9割」「但しイケメンに限る」なんて聞きますが、そんなに見た目って重要かな?と思うことありませんか?
見た目が私たちの日常にどう関わっているのか、ちょっとだけ考えてみましょう。
メラビアンの法則。
「メラビアンの法則」という言葉を聞いたことはありますか?
アメリカの心理学者メラビアン博士が行った実験によって、人の第一印象は「見た目や仕草:55%」「話し方や声の調子:38%」「話の内容:7%」によって数秒で決まる、というものです。
所謂「人は見た目が9割」ですね。
極端な話をします。あなたの会社に営業マンがやってきました。
Aさんは姿勢良し。髪型はワックスで整えられていて、髭をシッカリ剃り、肌も綺麗。パリッとしたシャツとスラックス姿で、ハキハキと真っすぐこちらを見て話します。
Bさんは猫背。髪はボサボサでツヤもなく、髭もまばらに生えていて、ガサガサの肌。皺だらけのシャツとスラックス姿で、ぼそぼそと小声で、挙動不審に目をそらしながら話します。
初対面・同じ顔・同じ提案をされたとして、どちらと取引をしたいでしょう?
おそらく、Aさんを選ぶのではないでしょうか。
「しっかりしていて信用できそうだ。きっと仕事もキッチリこなしてくれるだろう。」という印象があるからです。
逆にBさんは「だらしなさそうで信用できない。」という印象ですね。
たとえ実際はBさんの方が丁寧で能力が高く仕事ができる人だとしても、Aさんの方が凄いのだろう、と判断されやすいんです。
仕事ではなくデートで、Bさんの方が魅力的な話をしても「次も会いたい」と思われる可能性はAさんの方が高いでしょう。
家族や友人など付き合いがある人なら内面も知っているので、きっとこの様な判断はしません。
しかし初対面で相手に与える/受け取る第一印象は、私たちの想像以上に強力で、それ以降の関わり方に影響を与えます。
第一印象は出会って6秒程で決まり、そのイメージは半年ほど続くそうです。
6秒ではどんなに素晴らしい話をしても伝わりませんよね。
そして、あまり印象が良くない人の事をもっと知りたい、次も会いたいと思う人は少ないでしょう。
印象が良ければ「価値がない・好きじゃない」と分かるまで相手は時間をくれますが、印象が悪ければ「価値がある・好き」と分かるまで時間をくれないのです。
せっかく魅力があるのに仕事や恋愛のチャンスに繋がらない。それってとっても勿体ないことだと思いませんか?
非言語コミュニケーション。
私たちは話をする前に、相手が敵か味方か、好きか嫌いか、どのような人物かを、まずは外見で判断しようとします。
服装や身だしなみ、話し方という、人が視覚や聴覚で受け取る/与える情報のことを「非言語(ノンバーバール)コミュニケーション」と呼びます。
例えば学生服を着ていれば「お金持ってないだろうから、うちの商品は変えないな。」「子供だから多少の事は仕方ないかな」、スーツを着ていれば「ある程度稼ぎはあるだろうから、この商品買ってくれるかな。」「しっかりした大人だろうから、この場を任せられるな。」など。
例えば女子アナ風の女性に「親しみやすさ」を、ピアスをジャラジャラ付けたパンク風の女性に「近寄りがたさ」を感じたり、異性から良い香りがして魅力を感じたりなどなど。
私たちは服を着てそこに立っているだけで、言葉を交わさなくても「コミュニケーション」を取っているんですね。
「チャラい」「真面目」など、服装で作れる印象の他にも、「肌がきれい」「いい香りがする」といったものがあります。
スキンケアをする、髭を剃る、髪を整える、シャツにアイロンをかける、爪を切る、香水をつける、ヨレた服を捨て、新しい服を着るという「身だしなみを整える」ことも、コミュニケーションの1つと言っていいと思います。
まとめ。
人は見た目が9割。私たちは言葉の他に外見によって相手を判断しようとします。
人の五感に与える情報はある意味全てコミュニケーションなんですね。
素敵な言い方で好感度が上がったり、言い間違いで勘違いされてしまうということが、外見でも起こるんです。
私は漫画で経験があります。表紙で「好き!!」と思って読んだら好きじゃなかったり、その逆だったり。
ジャケ買い、パケ買いなど、皆さんも経験ありませんか?
「外見を整えること」は、全てのコミュニケーションの問題が解決するほど万能ではありませんが、立派にサポートしてくれる心強いツールです。
まだまだ駆け出しではありますが、方法を少しずつまとめていこうと思いますので、よろしければお付き合いください♪
補足です。ミタメLABOの記事は、「他人から”綺麗”と好印象に思われる外見作りの方法」であり、「自分を幸せにする外見作りの方法」ではありません。
私は、似合う・似合わない関係なく、それを着て自分が楽しい・幸せと感じるなら、それが一番正解の服だと思っています。
記事は参考程度に読んでいただき、自分にとって一番幸せなファッションを楽しみましょう♪
ではでは、また次の記事でお会いしましょう。
最後まで読んで頂きありがとうございました!