前回、人は見た目が9割。好印象な見た目をつくることはコミュニケーションのサポートとして大きな力になってくれます。ということをお話しました。
今回は「好印象な見た目」の要素についてと「似合う事」についてのお話しです。
「好印象な見た目」の3要素
「好印象な見た目」ってどんなものでしょう。
イケメンや美女だけが好印象なわけではありません。
私たち普通の外見の人でも、この3要素を満たせば十分に印象良く思ってもらえます。
- その人に似合った格好をしている。
- TPOに合った格好や行動をしている。
- 肌、髪、ヒゲなど身体の手入れがされている。
TPOと身体の手入れは、なんとなくイメージできるんじゃないでしょうか。
スキンケアをする、美容院で髪を整える、真面目な会にスーツなど落ち着いた格好で参加する、バーベキューにカジュアルな格好で参加する、図書館で大声を出さない、などですね。
「おしゃれは自分のため、身だしなみは相手のため」
という言葉があります。
プライベートでファッションを楽しむだけなら何を着ても良いんです。
でも仕事で契約を取る、友達と遊びに行く、デートで意中の人と仲良くなるなど、オンの時、相手がある場合はその場に応じた格好や振舞いを心がけるということ。
それが相手へ「思いやり」や「気遣い」として伝わり、好印象と感じるんですね。
その人に似合う格好。
「似合う」とは。
では残りの「その人に似合った格好」について考えましょう。
そもそも「似合う」って何でしょうか。
言葉を分解してみると「似て」「合っている」ですね。
「同じようなもの」が「揃っている」状態とも言えます。
実際に体験してみましょう。
「北欧風」「モダン」「ロマンチック」でインテリアを検索してみてください。
テイストの統一された素敵な部屋の画像が沢山出てきますね。
棚・テーブル・カーテンからお皿などの小物まで、1つ1つが色、形、素材の似ているもので揃っています。
「このカーテンやお皿は部屋の雰囲気に似合っている」と思いませんか?
北欧風、モダン、ロマンチックと好みは人それぞれですが、色、形、素材の似た物が揃っている=異質なものがなく違和感を無い(調和している)状態に、人は安心感や心地良さを感じます。
これを私達は好印象に感じ「似合う」という言葉で表現するんです。
逆に異質な物が混ざり、調和が崩れ違和感を感じることを「似合わない」と表現します。
人の「似合う」とは。
「色・形・素材の似ているものが揃い、違和感が無い状態」が「似合う状態」ということがイメージ頂けましたでしょうか。
では、もう少しイメージを深めるために問題を出しましょう。
問1
お客さんに料理を出します。
以下の食器があります。①②の食器はABのどちらに似合うと思いますか?
①細かい花柄が描かれた華奢なお皿とカップ。
②分厚い鉄板と大きいジョッキ。
- A. ケーキと紅茶
- B. 厚切りステーキとビール
正解は…①-A、②-Bの組み合わせです。
ではもう1問。
問2
お客さんに服をお勧めします。
以下の服があります。①②の服はABのどちらに似合うと思いますか?
①細かい花柄とレースが印象的な、薄い素材の華奢なワンピース。
②分厚く黒い皮とメタル素材が印象的な、力強いライダースジャケット。
- A. 華奢で儚そうな細身の女性
- B. ゴリゴリに鍛えた分厚い男性
正解は………こちらも①-A、②-Bの組み合わせです。
「似合っている状態」についてイメージ頂けたでしょうか。
人にも肌や髪の色、ボディライン、質感(骨・筋肉・脂肪)があり、服の色、形、質感(素材)と調和することが「似合う」ということなんです。
背が高い低い、上半身下半身が太い細い、脂肪たっぷり、骨ばっている、筋肉質、首が太い細い長い短い、ぱっちり二重、さっぱり一重など上げればきりが無いですが、人それぞれに身体のデザインがあります。
自分の身体の特徴を具体的に知り、それに合う、調和するを着ることによって、「似合う」つまり好印象を作ることが出来るんです。
はみだしmemo
①-B、②-Aだってあってもいいじゃないか、と思った方もいるかもしれません。
当然あっていいです。鉄板にケーキを載せても、骨太で強そうな男性がワンピースを着ても良いです。本人が幸せならそれが一番ベストな組み合わせです。
今回は「似合う」についてイメージし易さ優先で書かせて頂きました。気を悪くされた方が居ましたらすみません。
華奢で儚い女性がライダースを、骨太で強そうな男性がワンピースを「似合う」に近づけるにはコツが必要なんです。
それについては今後の記事で書きたいなと思っています。
まとめ
ケーキなのかステーキなのかによって使う食器を変えるように、私達も身体のデザインに合わせて服を選ぶことで良い印象を持ってもらうことができます。
同時に、時と場に相応しい格好や振る舞いをすることも重要です。
場にそぐわない格好をしてしまっては、どんなに似合う服を着ても台無しですからね。
華やかなドレスでお葬式に行っても好印象にはなりません。(大事故です)
思いやりと気遣い、安心を感じる立振る舞いと服選び、これらが揃うことで「好印象な見た目」が出来上がるんですね。
補足です。ミタメLABOの記事は、「他人から”綺麗”と好印象に思われる外見作りの方法」であり、「自分を幸せにする外見作りの方法」ではありません。
私は、似合う・似合わない関係なく、それを着て自分が楽しい・幸せと感じるなら、それが一番正解の服だと思っています。
記事は参考程度に読んでいただき、自分にとって一番幸せなファッションを楽しみましょう♪
ではでは、また次の記事でお会いしましょう。
最後まで読んで頂きありがとうございました!